以前から参加したいと思っていたWordCampに、1日目だけですが初めて参加しました。
気になったセッションを数点紹介しますね。
ノンプログラマーのためのWordPressテーマ作成ステップアップ術
スピーカーはMignon Styleさん。
私自身、テーマはこれまでいくつか作成してきたのですが、ここは修正しないとなと気付かされた点をいくつか
- CSSやjQueryはテーマヘッダー内に直書きしでよみこんでないか。これは非推奨。functions.phpで読み込ませる方がよい。
- また、jQueryなどWordPressで用意されているものはそれを使った方がよい。
- ただしjQueryのバージョンで融通を効かせたい場合も当然ある。その場合もデフォルトのスクリプトを削除できる。ただし、そのせいでプラグイン等が動かなくなってしまうこともあるので注意。
- バリデーションとエスケープ。これに関しては全く意識していませんでした。セキュリティを考えて意識 + 勉強したいところです。
- テーマの更新時に起きやすいトラブルを防ぐため、スクリプトやSNSボタン等はプラグイン化したり、テーマ固有の機能はfunctions.phpで読み込むようにする。
デザイナーが効率よくテーマ作成を進めるには? デザインから WordPress のテーマ作成のワークフローを見直す
スピーカーは長谷川 広武 (´°ム°`)さん。
本セッションはまず長谷川さんの問題提起から始まりました。それはWordPressのテーマを作成するときに、いきなりテーマに直接コーディングするか、一度静的なファイルでコーディングするか、というもの。
私は断然後者、というより前者で行ったことがないです。
長谷川さんがまとめたそれぞれのメリッド、デメリットとして…
- 直接テーマにコーディングのメリット
- 既存の機能やデザインをそのまま活かせる場合がある。
- 直接テーマにコーディングのデメリット
- 構造把握の初期コスト
- フルオーダーデザインの場合、ベースとして利用する場合のコスト
- 静的に一度コーディングのメリット
- htmlとcssに集中できる
- ブラウザ上で確認できる
- 分業化しやすい
- WordPressの知識がなくても参画可能(ポイントを押さえる必要はあり)
- 静的に一度コーディングのデメリット
- スキル、知識、配慮に影響する
- テーマ化する際にうまく再現できるか
- html、cssをゼロから作らないといけない
静的コーディングのメリットで挙げられたWP知識なしで参画する場合でも押さえるべきポイントとは…
- htmlがテンプレート、viewにしやすいか
- システム担当と連携を考慮する
- 品質の良いコードに
- ループの考慮
ちなみに長谷川さんは未だテーマ直接コーディングか一度静的ファイルにコーディングかは結論はでてないそうです。ケースバイケースの部分もあったりして、簡単に結論が出るものでもないですしね。
WordPressでも意識したいアクセシビリティ 〜「優しいウェブサイト」作りをはじめよう〜
スピーカーは横田 東母子さんと森田 壮さん
このセッションではWordPressというよりweb製作におけるアクセシビリティの観点でみた注意点といった感じでした。
スライド前半で紹介されている、「総務省 障害者のウェブページ利用方法の紹介ビデオ」「盲目のiPhoneユーザーに聞いた、視覚を使わない驚きのスマホ操作術」は目を通すのをオススメします。
後半はマークアップ時の基本的なことを踏まえて、音声読み上げブラウザに最適化した属性のつけ方等を紹介されており、非常に勉強になりました。
一応全日なにかしらのセッションに参加しました。門外漢のセッションもありましたが、そういったもののほうが刺激といういう意味では強かったかもしれません。
来年も是非参加したいです。
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